自宅で本格的な陶芸!~電気窯購入編~
こんにちは!大島です。
夫が趣味で陶芸をやっています。
自宅でやっているので、徐々に道具が増えてきました。
今回は、注文していた電気窯が届いたのでご紹介します。
数か月前に購入した電動ろくろについてはこちら。
陶芸つながりで、大分県日田市の小鹿田焼の里に行った様子はこちら。
納品まで数か月かかる電気窯
陶芸用の電気窯は注文してから納品までに、数か月かかりました。
オンラインショップで購入時、お届けまで2週間と記載してありました。
しかし、半導体不足で納期に遅れがでているため、3~5か月かかると謝罪のメールが。
実際に届いたのは、約3か月後でした。
電気窯が届くまでの期間で、器を制作。
乾燥して素焼きできる状態にしておきます。
素焼きを待っているところ。
自己流なので、ここまで上手くできているのかは不明。
電気窯で焼いてみたら、問題点がわかって次の段階にいけるのでは?ということで、とりあえず焼いてみることにしました。
マイコン付小型電気窯 DMT-01型
購入したのは、こちらの電気窯。
Nidec 日本電産シンポ株式会社のマイコン付小型電気窯 DMT-01型です。
外形 幅600㎜×奥行565㎜×高さ720㎜。
炉内 幅270㎜×270㎜×300㎜。
重さ 64.5㎏。
最高温度 1270℃。
家庭用の100Vのコンセントが使えます。
購入時の価格は、38万4000円。約40万ですね。
配達員さんが2人で来て、設置・段ボールの回収までしてくれました。
運んでもらったのは、インナーガレージ。
取っ手が付いていますが、重いので1人で動かすのは大変そうです。
壁から15cm以上離して設置します。上は50cm以上離します。
マイコンパネル。
炉内の温度が表示されます。
扉を開けると、中はこんな感じです。
小型電気窯なので、やはり炉内は小さめ。
断熱材が分厚いようです。
素焼き
さっそく素焼きしてみます。
棚板と支柱を使って、たくさん詰め込みます。
ちなみに上の画像は、棚板の使い方を間違えています。
本来は、一番下にも棚板が必要らしいです。後日、棚板をもう1枚追加で購入しました。
素焼きは、器を重ねても大丈夫らしいです。
スタートボタンを押して、焼きあがるのを待ちます。
炉内は700℃に。
素焼きにかかる時間は、8時間40分。
翌日、炉内の温度が十分に下がってから、器を取り出します。
小型の窯ですが、意外とたくさん焼けました。
19点焼きあがりました。
釉薬がけ
素焼きの後は、釉薬がけです。
陶芸の土も、釉薬も種類が豊富。
選択肢が多すぎて困る程です。
手始めに4種類の釉薬を用意しました。
黒の艶なし・黒の艶あり・白の艶なし・白の艶あり。
粉末状の釉薬に水を加え撹拌。
素焼きの終わった器を漬けてみます。
なんだか分厚い...。
濃度がおかしかったようです。
とりあえず、おかしなまま焼いてみます。
その後、釉薬がけについて色々調べて、濃度を測るボーメ計や釉かけハサミなど買い足しました。
後日届いた、釉かけハサミ。
こんな感じで使う便利グッズです。
本焼き
本焼きしてみます。
釉薬が引っ付かないように、器を離して並べます。
流れた釉薬が、棚板に引っ付かないように道具土を使うといいらしいのですが。
釉薬の具合を見るテストピースも兼ねているので、とりあえずそのまま焼いてみます。
焼く前の炉内は24℃。
本焼きを始めてしばらく経つと1230℃に。
本焼きにかかる時間は10時間30分。
素焼きよりも時間がかかります。
翌日、様子を見てみると246℃まで下がっています。もう少しです。
炉内の温度が十分に下がったら、中身を取り出します。
まだ温かいので、手袋を着用!
初めての窯出しです。
9点焼きあがりました。
右の手前の白いカップは、黒い釉薬が付いた手で触ったようで、夫の指の跡がついたまま焼きあがってます。
黒い方は、黒というよりグレーでした。
まだまだ薄く作れなくて分厚いのに、更に釉薬が厚塗りでモッサリしてます。
これは酒器らしいです。お茶を注いでみました。
飲み口が分厚くて飲みにくいです。
黒い方には、日本酒を注いでみました。
これも飲みにくくて重いです。
白いお皿は、なんとか使えるレベル。
時々、食卓に並んでいます。
第二弾で、黒の艶ありが焼きあがりました。
この黒は貫入(焼いた後、冷める時に釉薬に細かいひび模様が入る)が。
ピキピキとひびの入る音が2~3日続きました。
ちなみに上の画像では、電気窯の上に棚を置いてますが、焼成時は上部が高温になるので棚をどけています。
これにも、アボカド入れてみました。
白と黒のお皿数枚を、自宅で使ってみています。
まとめ
陶芸用の電気窯を思い切って購入。使ってみました。
仕事が不規則で、陶芸教室に通うのは難しかったので、自宅で好きな時間に陶芸できるのはよかったです。
もう少しお求め安い値段だと、いう事なしです。
実際に焼いてみると、色々と問題点がみえてきました。
- もっと薄く作る。重いと使い勝手が悪い。
- 平皿は、少し縁が高い方がいい。平らすぎると使いにくい。
- 高台が小さいと安定感がない。
- 手についた釉薬をキレイに洗わないと他の器に付着してしまう。
- 釉薬の濃さ。
失敗が多かったですが、次回に生かそうと前向きに考えています。
分厚くて飲みにくい物や、釉薬が混ざってしまった酒器は夫のお母さんが貰ってくれました。
コーヒーかすを入れて消臭剤にするそうです。
後は、猫の水飲みに使っています。
陶芸の腕が上達して、もっと良い器ができたら入れ替えていこうと思います。
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